柴犬が億万長者になる話

2回中退してる逃亡渦中、柴犬の慶應義塾刑務所脱獄記

半導体会社 ディスコについて

  1. ディスコが顧客に提供する価値
  2. 価値の生み出し方
  3. 模倣困難性の理由
  4. ディスコが抱える潜在的問題点、脅威
  5. 装置事業参入時に存在したと思われるリスクとそれに対する評価
  6. 旭ダイヤモンドは2つの事業領域を持つべきか否かと理由
  7. 参考文献

 

  1. ディスコが顧客に提供する価値

ディスコは、半導体製造装置企業である。ディスコの主要製品は、加工ツールと加工装置である。ディスコは単に加工装置や加工ツールという製品を販売する以上に、顧客がそれを使って最高の加工結果を得ることを重視している。

  1. 価値の生み出し方

かねてより薄型砥石を作るノウハウはあったもののディスコには加工装置の設計・製造のノウハウはなかった。しかし自社の加工ツールの切断能力が高いことを示すためにも、ディスコは加工装置の開発を開始した。結果、業界で圧倒的なシェアを誇るまでに成長した。

多くの加工ツール、加工装置から選定し顧客価値を高めるソリューションを提供している。そのため営業部門と技術開発本部が相互に連携をとる事業体制となっている。その中でも中核的な役割を果たすのがアプリケーション開発部である。世界各地に加工実験を行なうアプリケーションラボを設置しており加工テストを行っている。その結果は、テストカットレポートという報告書でまとめられデータベース化されている。

 

  1. 模倣困難性の理由

加工装置と加工ツールの両方を持つのは競合企業ではディスコだけである。テストカットレポートのデータベース化は、長年かけて培われた知識蓄積の象徴的な仕組みである。アプリケーション開発部を中心とし組織として、長年にわたって優れたアプリケーションエンジニアを育成してきた。ここまでは、一橋ビジネスレビューに書いてあることだ。私は、技術の継承が行われるには若手を尊重する文化があるのだと考えた。事実、若手に積極的に裁量を任せている。http://www.nikkei.com/article/DGXNASFK17037_X10C14A1000000/

 

  1. ディスコが抱える潜在的問題点、脅威

主に3つの脅威が挙げられる。一つ目は、競合企業が加工装置と加工ツールの両輪で攻めることである。二つ目は、3Dプリンターを始め代替品が発展、発明され半導体を切断する必要がなくなることである。三つ目は、部品の下請けなので川上の企業から受注を受けられなくなることである。

 

  1. 装置事業参入時に存在したと思われるリスクとそれに対する評価

まず、記事にもあるように社内の反発があった。参入後、暗礁に乗り上げた時に社内が分裂するリスクがあった。ところが、設計開発に加え外注する予定だった製造も行ったにもかかわらず事業を軌道に乗せている。事業を推し進める推進力は評価できる。次に装置の固定費がかかることが挙げられる。これもうまくいっている。

 

  1. 旭ダイヤモンドは2つの事業領域を持つべきか否かと理由

私は、旭ダイヤモンドは2つの事業領域を持つべきでないと考える。旭ダイヤモンドは、現在、加工ツールに特化し多様な顧客を持っている。多様な業界を相手に商売をしているため十分リスク分散ができると考える。また、業界競合となるディスコは、長年培ってきた組織と親和性の高い技術力やノウハウがある。そのため2つの事業領域を持ったところで対抗できずに終わると考える。

 

  1. 参考文献

一橋ビジネスレビュー2012春号ビジネスケース[No.094]ディスコ

株式会社ディスコHP会社理念http://www.disco.co.jp/jp/corporate/values/index.html

 

半導体切断装置のディスコ、若手のやる気が力:日本経済新聞

http://www.nikkei.com/article/DGXNASFK17037_X10C14A1000000/